Time(嵐)- Utapedia

Time

Time」は、2007年7月11日に発売された、の7thアルバムである。


目次

  1. 概説
  2. 楽曲一覧
    1. 共通収録楽曲
    2. 初回限定盤
    3. 通常盤
  3. 参考資料
  4. 外部サイト

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概説

6thアルバム「ARASHIC」から約9か月ぶりのオリジナルアルバムである。

既発曲は、17th~19thシングルである。

題名は、櫻井翔作詞のRap(サクラップ)の中に「時」を表す言葉が多かったため、それに因み櫻井本人が提案し決定した(サクラップ挿入楽曲は、アルバム最多の8曲である)。

海外スタジオミュージシャンが演奏に一部参加。海外レコーディングはロサンゼルスで行われた(ロサンゼルスレコーディングのディレクションとマネジメントは、「Cry for you」のギター演奏を務めたYukihide "YT" Takiyamaが務めた)。

初回限定盤・通常盤の2形態で発売された。

初回限定盤には、メンバーのソロ楽曲5曲を収録したDisc_2が付属されている。また、通常盤には、ボーナストラック「Everybody前進」が収録されている。

個人的には、題名に「you」が入る楽曲が多い印象を受けた(「ROCK YOU」「Cry for you」「Be with you」「Can't Let You Go」)。


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楽曲一覧

共通収録楽曲

  1. Oh Yeah![04:42]

作詞:UNITe/作曲:オーノカズナリ/編曲:北川吟

 本作のリード楽曲。自身出演のハウス食品「C1000レモンウォーター」CMソング。ドラム・ベース・エレキギターが痛快に響くポップソング。待ち合わせた夜、自転車の後ろに「君」の体温を乗せた「僕」が、静寂の路(みち)を翔(かけ)る様子を軽快・爽快に描いている。「天に届け!一つになって舞い上がれ!」と軽やかに歌った、切なさと希望・光を感じる青春バンドナンバーである。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、グルーヴィーで心地良いドラムと、キラキラの朝を連想させるエレキギターが好きである)。尚、この楽曲は、3rdベストアルバム「5×10 All the BEST! 1999-2009」Disc3にも収録された。


  1. Love so sweet[04:51]

作詞:SPIN/作曲:youth case/編曲:mugen

 2007年2月21日に発売された18thシングル(詳細は当該ページを参照して下さい)。


  1. WAVE[03:49]

作詞:UNITe/Rap詞:櫻井翔/作曲:Erik Lidbom/編曲:安部潤

  • Keyboards & Programming:安部潤
  • Drums:Simon Phillips
  • Bass:Melvin Lee Davis
  • Guitar:Paul Jackson Jr.
  • Alto Saxophone:宮崎隆睦
  • Chorus:Ko-saku

 海外ミュージシャン演奏の楽曲。毎年一緒に渚で遊ぶ意中の「君」への恋心を描いている。グルーヴィーなドラム・ベース・エレキギターがとにかく秀逸。随所で響く宮崎隆睦演奏のアルトサックスが、切ない胸中・急上昇する恋心のように聴こえる。波のように揺れる想いをスタイリッシュに表現した、楽しく切ない夏を描いた爽快サマーLove Songである。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、前述の愉快な音色と、リズミカルなサクラップが好きである)。


  1. We can make it![04:12]

作詞:UNITe/Rap詞:櫻井翔/作曲:Fredrik Thomander・Anders Wikstrom/編曲:鈴木雅也

 2007年5月2日に発売された19thシングル(詳細は当該ページを参照して下さい)。


  1. Firefly[03:51]

作詞:Makoto ATOZI/Rap詞:櫻井翔/作曲・編曲:笹本安詞

  • Keyboards & Programming:笹本安詞
  • Chorus:Ko-saku

 哀しい雨夜を連想させるキーボードから始まる楽曲。心から愛していた「あなた」の手を離して別れる「僕」の姿や気持ちを詳細に描いている。降り頻る雨・寂しい瞳・愛を育み合った日々を蛍(Firefly)に例えた、暗く悲しいラブソングである。個人的には、切ない歌詞とサクラップ、サビ直前の「Oh... Yeah...」と、脳裏のしこりのように聴こえるスクラッチが好きである。尚、元々の題名は「rain firefly」だった(サクラップやラスサビの一部にその名残が見受けられる)。


  1. 太陽の世界[04:44]

作詞・作曲:HYDRANT/Rap詞:櫻井翔/編曲:大坪直樹

 甲高いホーンとベース、エレキギターが魅力の楽曲。「俺と一緒に太陽の世界へ飛び立とう!」と誘っている。約1分に亘る前奏のサクラップがとにかく斬新。ライヴでファンを盛り上げる、コール&レスポンスのフレーズも挿入されている。聴くだけで雁字搦めの毎日から解放される、貪欲な若葉達が贈る痛快ファンクチューンである。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、興奮すること間違いなしの爽快感に満ちたホーンと、モテモテのライヴMCを連想させるサクラップが好きである)。


  1. Carry on[04:16]

作詞:村野直球/作曲・編曲:岩田雅之

  • Keyboards, Programming & Chorus:岩田雅之
  • E. & A.Guitar:古川昌義

 一番暗い夜明け前の風景が浮かぶ静かな楽曲。悩み・不安・諦め・絶望・焦りを抱く「君」を励ます「僕ら」の姿を描いている。曲中では、落ち込んでいる人に寄り添うエールフレーズが多数登場。「叶わぬ夢はないと また信じてみよう」と思えてくる。「一歩ずつでいいからCarry on(続けてみよう)」と歌った、力強い希望や願いを感じる優しい応援歌である。個人的には、暗くも希望に満ちた曲全体の世界観が好きである(特に、単なる陳腐な励ましではない、「ガンバレなんてさ 簡単に言わないから」が好きである)。


  1. ROCK YOU[04:10]

作詞:youth case/Rap詞:櫻井翔/作曲・編曲:原田卓也

  • E.Guitar, Keyboards & Programming:原田卓也
  • A.Piano:JUNKOO
  • Bass:人時
  • Chorus:Ko-saku

 18thシングル「Love so sweet」のyouth case作詞楽曲。運命的な「君」に出逢えた「僕」の止まらない恋の様子を描いている。JUNKOO演奏の軽快なピアノと、サビのトランペットが特徴。前者が恋のときめきを、後者が恋の高揚感を表現しているように聴こえる。作曲・原田卓也のアレンジとサクラップが秀逸な、胸に広がる優しい想いを描いた純情ラブソングである。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである。尚、題名「ROCK YOU」は、「君はとても最高だよ!」を意味する英語のスラングである。


  1. Cry for you[03:57]

作詞:Axel G/Rap詞:櫻井翔/作曲:Jorgen Ringqvist・Jakob Ringbom/編曲:ha-j

  • Keyboards & Programming:ha-j
  • Guitar Solo:Nuno Bettencourt
  • Drums:Simon Phillips
  • Bass:Melvin Lee Davis
  • Guitar:YUKIHIDE "YT" TAKIYAMA
  • Turntable & Co-Programming:KOBA DA BEAT
  • Chorus:Ko-saku

 海外ミュージシャン演奏の楽曲。狂気を感じる暗い音色が印象的なロックチューンで、最も愛した「君」への未練に苦しむ「俺」を描いている。YUKIHIDE "YT" TAKIYAMAによる暗く歪んだエレキギターと、間奏のNuno Bettencourtのギターソロが秀逸。遠く遠く離れた「君」への執着・執念が伝わってくる。「Cry for you」「Die for you」と爽やかな声で連呼した、カラダに棲むDesire(欲望)を上手く表した一曲である。個人的には、曲全体の不穏な音色が好きである。


  1. Love Situation[04:07]

作詞:はしもとみゆき/作曲・編曲:Shinnosuke

 「きっと大丈夫」のShinnosukeが作曲・編曲を務めた楽曲。突然好きな異性に誘われるLove Situationを描いている。ポップなブラスとグルーヴィーなエレキギターが印象的。意中の「君」を目の前にした「僕」の興奮が伝わってくる。始まっていく「君」との恋を愉快な音色に乗せて描いた、優しさ・温もり・緊張・幸せを感じる軽快シティポップである。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、前述したブラスとギター、前奏で響くキーボードと松本潤のソロパートが好きである)。


  1. [04:21]

作詞:SPIN/Rap詞:櫻井翔/作曲:多田慎也/編曲:NAOKI-T

 「いつまでも」の多田慎也が作曲を務めた楽曲。音楽プロデューサー・NAOKI-Tが編曲を務めた(以降、両名のタッグ楽曲が多数登場した)。綺麗な夕陽と波打ち際が脳内に浮かぶ切ない楽曲。抱き合いながら浜辺で寝転ぶ「僕ら」の姿を描いている。短い夏を一緒に過ごした仲間達への想いを綴った、切なさの中に夢や希望を含んだ前向きな一曲である。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、前奏の煌めくピアノと風を感じるストリングス、弾むようなサクラップとKo-sakuのコーラスが好きである)。


  1. Be with you[05:09]

作詞・作曲:北浦正尚/編曲:ha-j

 本作最長新曲。バンドサウンドにピアノとストリングスを加えたバラードで、雑踏の中で恋人の「君」と手を繋ぐ「僕」を描いている。「君の笑顔を守りたい、君と一緒に生きてゆく」という、一蓮托生の想いを歌った切なく優しい一曲である。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、夕陽を連想させる音色と、強く愛する「君」への想いを詳細かつあけすけに綴った歌詞が好きである)。尚、この楽曲は、3rdベストアルバム「5×10 All the BEST! 1999-2009」Disc3にも収録された。


  1. LIFE[05:04]

作詞:みうらともかず/Rap詞:櫻井翔/作曲:オーノカズナリ/編曲:石塚知生

林部直樹 by the courtesy of Sony Music Records Inc.

 櫻井翔出演のエイブルCMソング。「アオゾラペダル」の石塚知生が編曲を務めた。林部直樹のアコースティックギターが印象的な楽曲。何気なく日々を過ごす「僕」が、自身の人生の方向性について悩み考える姿を描いている。「今は奇跡など待たずに陽の差す方へ進んでいこう」と誓った、希望の朝・輝き出した夢を思わせる一曲である。個人的には、曲全体の切ないギター・シンセ・オルガンが好きである。尚、制作当初の題名は「Ride On The World」で、「奇跡など待たないよ」を経て現在の「LIFE」になった。


  1. アオゾラペダル[05:19]

作詞・作曲:スガシカオ/編曲:石塚知生

 2006年8月2日に発売された17thシングル(詳細は当該ページを参照して下さい)。


初回限定盤

※ Disc_2収録

  1. Song for me[04:20]

作詞・作曲・編曲:R.P.P.

  • Keyboards & Programming:R.P.P.

 大野智のソロ楽曲。R.P.P.が作詞・作曲・編曲を務めた(以降、R.P.P.は嵐の楽曲(特に大野に関連する楽曲)を多数手掛けるようになった)。鍵盤・弦と大時計の鐘の音が響くダンスナンバー。別れた恋人に会いたい想いを、独特な言葉・表現を用いて滑らかに描いている。夜の都会の寂寥感と失恋の悲壮感を描いた、暗く哀しい音色・歌声に心が動く一曲である。個人的には、幻想的かつ悲観的な世界観と、大野の切ない歌声(特に「" "」「- -」フレーズ)が好きである。


  1. Friendship[04:36]

作詞・作曲:阿部祐也/編曲:湯浅篤

  • E.Guitar, Keyboards & Programming:湯浅篤

 相葉雅紀のソロ楽曲。相葉の友人のシンガーソングライター・阿部祐也が作詞・作曲を務めた。カセットテープをセットするような音から始まるミディアムナンバー。奇跡の末に出逢えた「僕ら」のFriendship(友情)を、親しみのある歌声に乗せて軽やか・朗らかに描いている。叶えたい夢・無邪気な笑顔・心の中の感謝を描いた、平和的な雰囲気に綻ぶ感動的な一曲である。個人的には、相葉の人柄が反映された世界観が好きである。また、サビの「運命的な五叉路」が、嵐の5人を表していて非常に上手いと感嘆した。


  1. [04:26]

作詞:二宮和也/作曲:多田慎也/編曲:三上吉直

  • Piano & Programming:三上吉直
  • Percussion:梯郁夫
  • Violin:真部裕

 二宮和也のソロ楽曲。自身が作詞を務めた(以降、14thアルバム「Japonism」まで、自身のソロ楽曲の制作に携った)。二宮が好きな作曲家・多田慎也が作曲を担当。気分屋だけど優しい「君」に「私」が抱く愛しい想いを、編曲・三上吉直演奏のピアノに乗せて切なげに歌っている。大事な人と送る日常を繊細な声で表現した、虹がキレイな結婚記念日を描いた至高の一曲である。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである。尚、この楽曲の続編「それはやっぱり君でした」が11thアルバムに収録された。


  1. Can't Let You Go[04:26]

作詞・作曲:森大輔/Rap詞:櫻井翔/編曲:吉岡たく

 櫻井翔のソロ楽曲。シンガーソングライター・森大輔が作詞・作曲を務めた。気怠いピアノ・切ないフルート・グルーヴィーなギターが特徴。別れた「君」に思いを馳せる感傷的な「僕」の姿を、甘いメロディー・めくるめくリズムに乗せて軽やかに歌っている。「君」を手放すことができない「僕」の寂しい姿を描いた、穏やかな気候・暗く曇った胸中が浮かぶ一曲である。個人的には、洗練された旋律・音色と、「僕」の未練を爽やかに歌ったサクラップが好きである。


  1. Yabai-Yabai-Yabai[03:52]

作詞・作曲・編曲:原田卓也

 松本潤のソロ楽曲。「ROCK YOU」の原田卓也が作詞・作曲・編曲を務めた。松本のような気障な男「オレ」が主役のポップチューン。好きな「君」に好意を伝えられない姿を描いている。絵文字・台詞・ガヤ等々の愉快な小技が散りばめられた、小面憎くも嫌いになれないグルーヴィーな一曲である。個人的には、前述の小技が好きである(特に、1番Bメロの「あるの?あるの?あるの?あるの?あるの??」や2番Aメロの接吻音、間奏の「あ、ヤバイヤバイヤバイ…」やラスサビの「やっと気づいたぜ~」が好きである)。


通常盤

  1. Everybody前進[04:07]

作詞:久保田洋司/作曲・編曲:Shusui・Stefan Åberg

 通常盤収録楽曲。奥田健治のエレキギターがグルーヴィーな一曲で、「どんな時でも前進あるのみ!」と高らかに主張している。愛し合うこと・夢を見ること・動き出すことを前向きに捉えた、原動力が漲ってくる痛快ミディアムナンバーである。個人的には、曲全体の爽やかな歌詞・音色が好きである(前者は、暗礁に乗り上げて諦めそうな時に聴きたい、Aメロの応援フレーズが特に好きである)。また、サビ直前のエレキギターが、心の中でドキドキと動くエンジンの発進音に聴こえた。


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