Break the Records -by you & for you-(KAT-TUN)- Utapedia

Break the Records -by you & for you-

Break the Records -by you & for you-」は、2009年4月29日に発売された、KAT-TUNの4thアルバムである。


目次

  1. 概説
  2. 楽曲一覧
  3. 外部サイト

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概説

前作「KAT-TUN Ⅲ -QUEEN OF PIRATES-」から約10か月ぶりのアルバムである。

シングルと併せて3か月連続のリリースである。

既発曲は、7th~10thシングルである。

初回限定盤・通常盤の2形態で発売された。

初回限定盤には、全36頁のSpecial Bookletが封入されている。また、通常盤には、ボーナストラック「MOON」が収録されている。

ロサンゼルスのレコーディングのディレクターは、ギタリストのYukihide"YT"Takiyamaが務めている。

ブックレットの英語は、殆どが大文字アルファベットで表記されている(クレジットは、適宜日本語に変換して表記する)。

次作にメンバー・赤西仁が参加していないため、事実上最後の6人編成アルバムとなった。


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楽曲一覧

  1. DON'T U EVER STOP[04:14]

作詞:SPIN/Rap詞:JOKER/作曲:Shushi・Fredrik Hult・Carl Utbert/編曲:Shushi・Fredrik Hult・Carl Utbert・Yukihide"YT"Takiyama

  • Programming:Shushi・Fredrik Hult・Carl Utbert
  • Guitar:Yukihide"YT"Takiyama

 2008年5月14日に発売された7thシングル。


  1. SADISTIC LOVE[04:53]

作詞:MASANCO/Rap詞:JOKER/作曲:STEVEN LEE/編曲:EIGO

  • Programming:EIGO
  • Drums:河村徹
  • Bass:ha-j
  • Guitar:遠藤慎一・Yukihide"YT"Takiyama
  • Song Co-ordination:JOEY CARBONE

 ドラム・ベース・エレキギターの音色が激しいアッパーチューン。深い愛ゆえに愛しい「君」を痛めつけたい主人公の姿を詳細に描いている。1番では、JOKERこと田中聖のRapが登場。メンバー5人と掛け合う姿がとにかくセクシー・クールである(順番は赤西仁亀梨和也中丸雄一上田竜也田口淳之介)。嗜虐的で危険な愛(SADISTIC LOVE)を描いた、SMプレイを連想させる情熱的な楽曲である。個人的には、小悪魔の笑い声に聴こえるBメロの田中のパートと、サビの(S・A・D・I・S・T・I・C)が好きである。


  1. RESCUE[04:45]

作詞:ECO/RAP詞:JOKER/作曲:Shusui・Tord Bäckström・Bengt Girell・Jan Nilsson/編曲:Stefan Åberg・ha-j

  • Programming:Stefan Åberg・ha-j

 2009年3月11日に発売された10thシングル。尚、クレジットでは「Music」が「MUSIC」と大文字で表記されている。


  1. WATER DANCE[04:23]

作詞:MASANCO/Rap詞:JOKER/作曲:M.Y/編曲:浜松佑一

  • Programming:浜松佑一

 トラックメイカー・浜松佑一(YUICHI HAMAMATSU)編曲楽曲(アルゴノーツ より)。暗いピアノ・シンセ・ギターが印象に残るミディアムチューンで、サイレン(≒警察)に追いかけられる禁断の愛を描いている。愛の海へと二人で沈む男女の姿を艶やかに描いた、アダムとイブを連想させる甘く危険な楽曲である。個人的には、英語・日本語を繰り返すサビとシンバルの音が好きである。尚、作詞・MASANCOは、嵐の「冬を抱きしめて」の作詞を手掛けた藤瀬聖の筆名である(アバンダンスミュージック より)。


  1. ONE DROP[03:36]

作詞:SPIN/Rap詞:JOKER/作曲:t-oga・M.U.R./編曲:ha-j

 2009年2月11日に発売された9thシングル。


  1. WHITE WORLD[04:41]

作詞・作曲・編曲:杉山勝彦

 中丸雄一のソロ楽曲。嵐の楽曲を2曲手掛けた作曲家・杉山勝彦が作詞・作曲・編曲を務めた。切ないピアノとストリングス、ギターが魅力のウィンターバラード。HOLY NIGHTに愛する「君」を想う男性を描いている。「何もかも白く染まるときに、君に捧げよう」と誓った、白い世界(WHITE WORLD)が脳内に浮かぶ楽曲である。個人的には、粉雪が舞い落ちる夜を連想させる淡い音色と、雪のように繊細な歌詞、甘く細い中丸の歌声が印象に残った。


  1. care[03:19]

作詞:赤西仁・オーノカズナリ/作曲・編曲:松下典由

  • Programming:松下典由

 赤西仁のソロ楽曲。自身が作詞を務めた(オーノカズナリと共作)。エレキギターとドラムの音色が印象的なミディアムチューン。大切なものを抱え過ぎて歩きづらくなった「君」に対する気持ちを力強く丁寧に歌っている。最後の「自分を信じて」という言葉に涙が零れ落ちてくる、倒れそうな体や心をcareしてくれる楽曲である。個人的には、悲しみ・弱さを引き連れて生きる現代人に向けた歌詞が好きである。尚、元々の題名は「I know」で、デビュー前に歌番組で披露されていたものとは歌詞が若干異なる。また、2020年に発売された赤西仁のベストアルバム「OUR BEST」Disc 1に再録ver.[03:23]が収録された。


  1. 1582[04:33]

作詞:n/作曲:M.Y/編曲:浜松佑一

  • Programming:浜松佑一
  • Chorus:田中亜由子

 亀梨和也のソロ楽曲。「WATER DANCE」同様、Maiko Kawabe Riveraが「M.Y」名義で作曲を務めた(ROYAL KINGDOM MUSIC より)。艶やかな歌声と女性コーラスが印象的。愛する男性「あなた」を想う女性「私」を描いている(そのためか、ライヴでは花魁の格好で披露している)。1582年の本能寺の変を思わせる、亀梨の妖しい魅力が凝縮された一曲である。個人的には、時折聴こえる官能的な息遣いが印象に残った。尚、作詞の「n」は亀梨の筆名と思われる(デイリーオンラインニュース より)。


  1. PIERROT[03:47]

作詞:JØKER/作曲:ATSUSHI・JØKER/編曲:ATSUSHI

  • Guitar & Programming:ATSUSHI

 田中聖のソロ楽曲。自身がJØKER名義で作詞・作曲を務めた(作曲は編曲・ギターのATSUSHI(篤志)と共作)。唸るようなエレキギターが特徴的なロックナンバー。嫌悪感から事実を捏造するマスメディア達へ向けた、挑発的かつ攻撃的なロックンロールとなっている。ラスサビ前の咆哮と「…退けよコラ」が印象的な、激怒・発狂しながら歌うJØKERが浮かぶ一曲である。個人的には、曲全体の雄々しい音色が好きである。また、2番サビの「消えろよBULL SHIT(戯言・出鱈目)」が、空耳で「消えろよ文春(週刊文春)」に聴こえた。


  1. 花の舞う街[04:35]

作詞・作曲:上田竜也/編曲:kao

  • Drums:佐野康夫
  • Bass:澤田博
  • Guitar:鈴木英明
  • Strings:後藤勇一郎ストリングス
  • Strings Arrange:菊谷知樹

 上田竜也のソロ楽曲。自身が作詞・作曲を務めた。吹き抜けてゆく春の風を連想させる弦が特徴。「私の彩を変えてくれてありがとう」と言ってくれた、愛する「君」に対する「僕」の想いや決意を歌っている。曲中では、自然を感じる情景描写(「花ビラが舞い踊る街」「甘い香りと共に吹く風」等々)が多数登場。明るめなこれらの言葉が、花の舞う街を"並んで"歩く二人の姿を連想させる。「幸せな日々を続ける夢を二人で叶えてゆこう」と誓った、外見とのギャップが魅力的な優しい春の歌である。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、繊細な歌声と、時折目立つアコースティックギターが好きである)。


  1. WIND[05:13]

作詞:田口淳之介/作曲:田口淳之介・北川吟/編曲:北川吟

  • Piano:小曽根真
  • Drums:Dave Weckl
  • Bass:北川吟
小曽根真 By the courtesy of UNIVERSAL CLASSIC & JAZZ, A UNIVERSAL MUSIC COMPANY

 田口淳之介のソロ楽曲。自身が作詞・作曲を務めた(作曲は編曲・ベースの北川吟と共作)。ジャズピアニスト・小曽根真が華麗に鳴らすピアノが特徴。「誰もが求めるまだ見ぬ景色を一緒に見よう」と促している。臆病風に吹かれる「君」の背中を明るく押してくれる、青く澄む空・朗らかな風を連想させる楽曲である。個人的には、心が弾む曲全体のジャズサウンドが好きである。尚、この楽曲は、本作収録楽曲の中で最も長い楽曲である(最も短い楽曲は、赤西仁の「care」である)。


  1. 君道[04:26]

作詞:mugen・田中秀典/作曲:mugen/編曲:野間康介

  • Drums:今村舞
  • Bass:松田"FIRE"卓己
  • Guitar:川口圭太
  • Piano:野間康介

 ドラム・ベース・ギター・ピアノが軽快に響くバンドナンバー。前作収録楽曲「「un-」」を手掛けたmicro+grande(田中秀典野間康介)が作詞・編曲を務めている(作詞は田中、編曲は野間で、作詞は作曲を務めたmugen(牛田弦太)と共作である)。今いる道が「君」がいる道と繋がっていると信じて進む、決意と覚悟に溢れた「僕」を描いた前向きな一曲である。個人的には、疾走感と開放感に満ちた音色が好きである。尚、この楽曲は「「un-」」の続編と言われている。


  1. 春夏秋冬[03:47]

作詞:ECO/Rap詞:JOKER/作曲:馬飼野康二/編曲:大久保薫

  • Programming:大久保薫

 ジャニーズ楽曲を多数手掛ける馬飼野康二作曲楽曲。ハロー!プロジェクトの編曲で有名な大久保薫が編曲を務めた。切なさを前面に押したリズム & シンセが特徴。同棲していた異性と別れた主人公を描いている。ラスサビでは、愛した人と紡いだ四季の思い出が登場。愛し合った楽しい日々への切ない未練が伝わってくる。「いつか RING買って I PROMISE YOU したのに」と儚く漏らした、後ろ髪を引かれる恋を描いた哀しい一曲である。個人的には、サビの「DON'T TELL BYE-BYE あと少し」の歌声が好きである。


  1. White X'mas(Album Version)[04:50]

作詞:ECO/Rap詞:JOKER/作曲:NAO/編曲:NAO・ha-j

  • Programming:NAO・ha-j
  • Drums:湊雅史
  • Bass:北川吟
  • Guitar:Yukihide"YT"Takiyama

 2008年12月3日に発売された8thシングル。原曲にない田中のラップが追加されている。


  1. NEIRO[04:51]

作詞:SPIN/作曲:重永亮介/編曲:三上吉直

 初回限定盤の最終楽曲。編曲・三上吉直演奏のピアノから始まるバラードで、同じ屋根の下で暮らす「君」への想いを歌っている。広い世界の片隅で愛する「君」と出逢えた奇跡を、切なく優しいNEIROに乗せて描いた温かい楽曲である。個人的には、曲全体の温もりに満ちた世界観が好きである。また、曲中で登場する「君」が「hyphen(ハイフン/KAT-TUNのファン)」を、サビで登場する「この光」が、ライヴでhyphenが灯すサイリウムを表しているように聴こえた。


  1. MOON[04:44]

作詞:ECO・MASANCO/作曲:Jovette Rivera・JOEY CARBONE/編曲:Yukihide"YT"Takiyama

  • Guitar & Programming:Yukihide"YT"Takiyama
  • Drums:Josh Freese
  • Bass:Billy Sheehan
  • Koto:吉永真奈
  • Song Co-ordination:JOEY CARBONE

 通常盤収録楽曲。ロサンゼルスでレコーディングされたと思しき楽曲で、Yukihide"YT"Takiyamaが編曲・ギター・ディレクションを務めた。吉永真奈の琴から始まるエレキギター中心の楽曲。「私」の叶わぬ恋を艶やかに歌った痛快ラブソングで、間奏では中丸雄一がヒューマンビートボックスを披露している。「生まれ変わっても、同じ優しさで私を愛して抱きしめて」と、愛した「あなた」に向けて歌った上品・優雅な楽曲である。個人的には、曲全体の上ハモと、朧月夜に羽ばたく蝶が浮かぶ音色が好きである。


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