チャンスは平等(乃木坂46)- Utapedia

チャンスは平等

チャンスは平等」は、2024年4月10日に発売された、乃木坂46の35thシングルである。


目次

  1. 概説
  2. 楽曲一覧
  3. 歌唱メンバー
  4. 演奏者
  5. 外部サイト

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概説

前作「Monopoly」から約4か月ぶりのシングルである。

ライヴ中の転落事故による負傷で活動休止中の掛橋沙耶香は、いずれの楽曲にも参加していない。

当初は2024年3月27日発売だったが、制作の都合で二週間後に延期された(理由は明言されていないが、個人的には前年発売の32ndシングル「人は夢を二度見る」と同様の理由ではないかと考えている)。

発売日の延期により、元メンバー・生田絵梨花の1stEP「capriccioso」と同日発売となった(個人的には、「シングル・アルバム両部門で1位を獲得したい」という運営の思惑があるのではと邪推した)。

Type-A・B・C・D・通常盤の5形態で発売された。

前作同様、発売一週間前に解禁される「Special Edition」が発売日当日に解禁された。

表題曲「チャンスは平等」では、当時在籍していた3期生11名が全員選抜。25thシングル「しあわせの保護色」と同様の選抜で、1・2期生卒業後の乃木坂46を牽引してきた山下美月を見送る選抜となった。これにより、最年長・吉田綾乃クリスティーが8年目にして初選抜。卒業メンバー・大園桃子も選抜を経験しているため、発売時点で全員選抜入りを果たした唯一の期となった。

一方、初選抜以降、選抜入りを続けてきたメンバー3名(柴田柚菜・菅原咲月・筒井あやめ)が選抜落ち。前例を採用しつつ、大胆な選抜を行った革新的・挑戦的なシングルとなった(前述の3名は、舞台・バラエティー・MV再生回数表題曲突破と、各自選抜メンバーに劣らない活躍を見せた)。

3期生が全員選抜入りを果たしたため、アンダーメンバーは4・5期生のみで構成されることとなった。


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楽曲一覧

  1. チャンスは平等[04:13]

作詞:秋元康/作曲・編曲:中村泰輔

 3期生のエース・山下美月の最後の選抜・センター楽曲。2024年3月18日0時より、音楽配信サイトにて先行配信された。映画主題歌等を手掛けた中村泰輔が作曲・編曲。グルーヴィーな1980年代ディスコチューンで、「Get down」や「ナナナナナナナナ」等のフレーズがキャッチーである。「誰にだってチャンスは平等、比較せずにじっと待とう」と、心細いLonely girlに向けて歌った一曲である。個人的には、度々聴こえる「Ho-Ho-Ho」が好きである。また、サビで出て来る(幸せになれよ)が、卒業後の山下の幸福を祈る言葉に聴こえた。


  1. 車道側[04:37]

作詞:秋元康/作曲:古城康行/編曲:APAZZI

 共通カップリング曲。アンダーメンバーが歌唱、筒井あやめが自身初のアンダーセンターを務めた。おっとりとした筒井を連想させる朗らかな音色が特徴。幼馴染の「君」に恋する「僕」の姿を描いている。「僕が車道側を歩こう…」と淡く切ない歌声で強く誓った、蜜柑のような甘酸っぱい感情が伝わる一曲である。個人的には、曲全体の和やかな音色が好きである(特に、時折響くエレキギターと前奏・間奏・後奏のクラップ、左右のチャンネルから交互に流れる最初の音色が好きである)。尚、2024年5月4日に、この楽曲のMVの再生回数が表題曲を抜くグループ初の快挙を達成。アンダーメンバー(特に筒井)の人気の高さを証明した。


  1. 「じゃあね」が切ない[05:10]

作詞:秋元康/作曲・編曲:藤中友哉

 Type-A収録楽曲。5期生が歌唱、癒し枠の五百城茉央がセンターを務めた。薄暮の景色が脳内に浮かぶストリングスとギターが特徴。大好きな「君」と別れたくない男性の姿を描いている。「別れ際、もっと好きになる」の歌詞を連想させる、去り際に募る恋愛感情を綴った切ないバラードである。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、Aメロの情景描写と前述した切ない音色、もっと一緒に居たい感情を秘めた歌声が好きである)。また、題名が卒業する山下を見送る5期生の胸中を表しているように感じた。


  1. あと7曲[04:58]

作詞:秋元康/作曲:久保卓人・齋藤奏太/編曲:齋藤奏太

 Type-B収録楽曲。4・5期生6名が歌唱する。ギターとエレピが印象的な緊張感が皆無の楽曲。歌う快感を覚えた「俺」が、カラオケ屋を出て仲間達に「もう1軒 歌いに行こう」と誘う姿を描いている。線路沿いの風景が浮かぶ音色・歌声が特徴的な、カラオケ屋で7~10曲歌いたくなる楽曲である。尚、この楽曲は、31stシングル収録曲「アトノマツリ」のオマージュと言われている(詳細は、2024年4月14日の林瑠奈のブログ「カラオケ行こ 」参照)。また、歌詞検索サービスでは、2番サビ直前にラスサビの歌詞が挿入されている。


  1. ぶんぶくちゃがま[04:02]

作詞:秋元康/作曲:上田起士/編曲:渡辺徹

 Type-C収録楽曲。4・5期生5名が歌唱する(個人的には、可愛い系のメンバー5名のユニットに感じた)。作曲・上田起士がトラック先行で制作した楽曲(X より)。日本全国で語り継がれる昔話「分福茶釜」を題材とした、シンセ中心のミディアムチューンとなっている。木魚のSE・狸と狐の鳴き真似等が印象的な、聴くと頭に「?」が浮かぶ愉快なトンチキソングである。個人的には、前述のSE・鳴き真似と田村真佑の可愛い歌声が印象に残った。尚、乃木坂46公式TikTok には、「#ぶんぶくダンス」の動画が投稿されている。


  1. サルビアの花を覚えているかい?[04:31]

作詞:秋元康/作曲・編曲:本田正樹

 Type-D収録楽曲。五百城茉央・奥田いろはが歌唱する。2人の共通の趣味であるギター中心の切ないバラード。学生時代に想いを寄せた「君」と通った洋館のカフェで、「君」の結婚式を一人で祝う「僕」を描いている。健気に生きるサルビアの花と成就しなかった恋を描いた、同級生の2人のハーモニーが魅力の楽曲である。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(曲全体の切なさが「「じゃあね」が切ない」と似ていると感じた)。尚、サルビアの花言葉は「良い家族・家族愛」で、結婚式に贈る花として親しまれている。


  1. 夏桜[04:26]

作詞:山下美月/作曲:伊藤心太郎/編曲:野中"まさ"雄一

 通常盤収録楽曲。山下美月の卒業ソングで、自身が作詞を務めた(メンバー作詞楽曲は、白石麻衣の卒業ソング「じゃあね。」以来、約4年ぶりである)。ギター・ピアノ・ストリングスが印象的な優しい楽曲。1999年7月26日生まれの自身を「夏の桜」と表現している。大事な人に対する感謝と一人で旅立つ決意を綴った、思わず涙が零れ落ちてくる非常に美しい楽曲である。

 個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、切なさが伝わる音色と、細く快活な山下の歌声が好きである)。また、歌詞から山下の文才を感じた(特に、自身の名前を入れたサビの「美しい月が照らす白道」、各期の代表曲の文字を入れた2番Aメロの「絶望」に高い作詞能力を感じた)。


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歌唱メンバー

※ センターポジションはで表示
チャンスは平等
五百城茉央・池田瑛紗・一ノ瀬美空・伊藤理々杏・井上和・岩本蓮加・梅澤美波・遠藤さくら・賀喜遥香・川﨑桜・久保史緒里・阪口珠美・佐藤楓・田村真佑・中村麗乃・向井葉月・山下美月・弓木奈於・吉田綾乃クリスティー・与田祐希
車道側
岡本姫奈・小川彩・奥田いろは・金川紗耶・黒見明香・佐藤璃果・柴田柚菜・菅原咲月・清宮レイ・筒井あやめ・冨里奈央・中西アルノ・林瑠奈・松尾美佑・矢久保美緒
「じゃあね」が切ない
五百城茉央・池田瑛紗・一ノ瀬美空・井上和・岡本姫奈・小川彩・奥田いろは・川﨑桜・菅原咲月・冨里奈央・中西アルノ
あと7曲
遠藤さくら・小川彩・賀喜遥香・川﨑桜・林瑠奈・弓木奈於
ぶんぶくちゃがま
池田瑛紗・一ノ瀬美空・田村真佑・筒井あやめ・冨里奈央

演奏者

※ 必ず他のサイトと比較して下さい

チャンスは平等

  • Guitar:小木岳司(X

「じゃあね」が切ない

あと7曲

  • E. & A.Guitar:石口侑弥(X

外部サイト


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