概説
前作「夏疾風」から約3か月ぶりのシングルである。
初回限定盤・通常盤の2形態で発売された。
初回限定盤にはC/W「White On White」が、通常盤にはC/W「Sky Again」「Fake it」「Count on me」とシークレット・トークが収録されている。
楽曲一覧
- 君のうた[04:33]
作詞:ASIL/作曲:多田慎也・A.K.Janeway/編曲:佐々木博史
-
相葉雅紀主演ドラマ「僕とシッポと神楽坂」主題歌。相葉主演のドラマ主題歌である28thシングル「マイガール」の多田慎也が作曲を務めた(A.K.Janewayと共作)。編曲・佐々木博史による優しい弦編曲が特徴。日常の大切さや愛する存在に対する想いを、温もりのある気持ちいい旋律に乗せて描いている。「どんなときでも君の笑顔を守り抜くよ」と強く誓った、かけがえのない「君」に捧げる優しい愛の歌である。
個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、前述の弦編曲とASILが手掛けた優しい歌詞、サビ直前のフィンガースナップが好きである)。また、サビの最後の「虹の橋(天国の手前にある、亡くなったペットが飼い主を待つ場所)」が、相葉が獣医師を演じるドラマとマッチしていて上手いと思った。
- White On White[04:10]
作詞:IROCO-STAR/作曲・編曲:Josef Melin
-
初回限定盤収録楽曲。16thアルバム収録曲「「未完」」を手掛けたJosef Melinが作曲・編曲を務めた。曲調が代わる代わる変化してゆく特異な楽曲。愛する「君」への想いを込めて恋愛ソングを歌う「僕」を軽やかに描いている。駆け抜ける真冬の恋を豪華な音色で彩った、降り積もる雪を連想させる優しいウィンターラブソングである。個人的には、曲中の音色と英語フレーズが好きである。また、楽曲構成が、白い雪が舞う街の景色と、主人公の胸の高鳴り・切ない胸中を表現しているように聴こえた。
- Sky Again[05:06]
作詞:Goro.T/作曲・編曲:Erik Lidbom
-
通常盤収録楽曲。自身出演のJAL CM「Fly for it!」キャンペーンソング。多数の楽曲を提供したErik Lidbomが作曲・編曲を務めた(単独で作曲・編曲を務めるのは初である)。エレキギターとストリングスが印象的なミディアム・ナンバー。青く晴れた大空を舞う飛行機の姿が想像できる。どんな困難も恐れることなく挑めそうな気がしてくる、解放感と爽快感に満ち溢れた楽曲である。尚、歌詞の最後に登場する「Fly for it」は、2020年東京五輪に向けたJALの新しいコミュニケーションスローガンである。
- Fake it[03:48]
作詞:HIKARI/作曲:Kevin Charge・HIKARI/編曲:Kevin Charge
-
通常盤収録楽曲。アダルトな雰囲気漂うダークなダンスナンバーで、蠱惑的な「君」に惹かれる「僕」の狂った恋心を、語彙力の高い単語を用いて詳らかに描写している。「僕の元に来て、愛して、キスして、そして殺して…」と懇願した、魔性の魅力を随所に含んだ狂気的な一曲である。個人的には、曲全体のシンセサウンドとリズミカルな英語の発音、作詞・HIKARIのワードセンスに舌を巻く歌詞が好きである。尚、題名「Fake it」は「誤魔化す」を意味する英語のスラングである。
- Count on me[04:28]
作詞:Funk Uchino/作曲:Erik Lidbom・Saori Tsuchiya/編曲:石塚知生
-
通常盤収録楽曲。作曲は「Sky Again」のErik Lidbomが務めた(Saori Tsuchiyaと共作)。編曲・石塚知生が手掛けたゴージャス・クールなアレンジが特徴。パーティー会場で華麗に踊るMr. Fantasticの様子を、上品・豪華でグルーヴィーな音色に乗せて歌っている。「僕を頼って、一緒に踊ろう」と女性を誘う紳士を描いた、ド派手に轟くSuper bassが印象的な楽曲である。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、優雅なファンキーサウンドと、松本潤・櫻井翔のサビのパートが好きである)。
スポンサーリンク